真央「決着の日、夜桜は一人で行くつもりだった。」


『綺羅は連れて行かない。』


そう決めていた。

綺羅は当然反対した。


綺羅「なんで一人で行くんだよ!」


琉羽「これは俺が終わらせる。」


綺羅「二人で行けばいいじゃん!」


琉羽は優しく笑った。

その笑顔が、今でも真央の脳裏に焼き付いている。


琉羽「もし向こうが本当にタイマンなら、お前まで行く必要はない。……もし罠だったら。」


そこで一度言葉を切る。

綺羅は何も言えなくなった。

琉羽は綺羅の頭へそっと手を乗せる。


琉羽「その時は、お前だけは生きろ。」


綺羅「そんなの嫌だ。」


琉羽「約束だ。」


真央「……そう言って夜桜は一人で向かった。」


倉庫は静まり返っていた。