綺羅「私は……!」


声が震える。

それでも、その瞳だけは真っ直ぐだった。


綺羅「琉羽と約束したんだ……!絶対に黒焔を見つけるって!私が皇蓮司を、この手で殺す!!」


その瞬間。

倉庫の空気が凍り付く。


真尋「……琉羽?」


那瑠「誰だ、それ……。」


綾人も首を傾げる。

紫月だけは黙ったまま真央を見た。

綺羅はハッとした。

思わず本名を口にしてしまった。

しかし、もう止められない。


綺羅「私は……!あいつを許さない!絶対に、この手で仇を討つ!!」


その言葉だけを残し、真央の胸ぐらを突き放す。

勢いよく踵を返し、倉庫の出口へ向かう。