総長「……そうか。」


静かな笑い声が廃工場へ響く。

総長は立ち上がると、窓の外を見つめた。

夕焼けが、赤く街を染めている。


総長「生きてたか。」


懐かしそうに笑う。

しかし、その目はまったく笑っていなかった。


総長「夜桜は始末した。だが月華だけは取り逃がしたからずっと気になってたんだ」


下っ端は背筋を震わせる。

総長はゆっくり振り返り、不気味に笑った。


総長「だったら今度こそ終わらせよう。今度は確実にな。あの時みたいな失敗はしない」


その言葉に、その場にいた黒焔の幹部達が静かに笑みを浮かべる。

誰も知らない。

止まっていた過去が、再び動き始めたことを。