笑い声が少しずつ落ち着き、トランプもひと段落した。

那瑠は大きく伸びをすると、そのまま床へ寝転がる。


那瑠「あー、疲れた。」


真尋「お前が一番騒いでただけだろ。」


綾人「負け続けてたしな。」


那瑠「うるせぇ!」


悔しそうにクッションを投げると、真尋が笑いながら受け止めた。

その様子を見て、綺羅も自然と笑みがこぼれる。


綺羅「みんな、本当に仲良いんだね。」


その一言に、倉庫の空気が少しだけ柔らかくなる。


真尋「まぁな。」


綾人「腐れ縁みたいなもん。」


那瑠「もう家族みたいな感じだ。」


綺羅はその言葉を胸の中で繰り返した。

――家族。

その響きが少しだけ羨ましかった。

星那はそんな綺羅の横顔を静かに見つめる。

ほんの一瞬だけ。

綺羅の笑顔が少し寂しそうに見えた。