紫月はパソコンを閉じると、静かに立ち上がった。


紫月「少し空気吸ってくる。」


そう言い残し、倉庫の外へ出て行く。


真尋「俺も缶コーヒー買ってくる。」


綾人「じゃあ俺も。」


那瑠「アイスも買ってこ。」


三人も立ち上がり、紫月の後を追うように倉庫を出て行った。

扉が閉まり、静けさが戻る。

残ったのは綺羅と星那だけ。


綺羅「……また二人だね。」


星那「うん。」


短い返事だけど気まずさはない。

綺羅は窓から差し込む光を眺めながら、小さく呟いた。


綺羅「星那ってさ。」


星那「ん?」


綺羅「いつも眠そうなのに、不思議。」


星那は少し考えるように天井を見上げる。


星那「眠いから。」


あまりにも真面目な返事に、綺羅は思わず吹き出した。


綺羅「それは分かる。」