那瑠「星那。」


那瑠は面白そうににやりと笑う。


那瑠「感想は?」


星那「……何が。」


那瑠「綺羅の肩。」


綾人が吹き出す。

真尋も肩を震わせて笑っている。

星那は少しだけ考えるように黙り込んだ。

そして。


星那「……寝やすかった。」


倉庫が静まり返る。

一番固まったのは綺羅だった。


綺羅「……え。」


那瑠「お前、それ本人の前で言うか?」


綾人「天然すぎ。」


真尋「それ褒めてるんだよな?」


星那は不思議そうに首を傾げる。


星那「事実。」


悪気は一切ない。

だから余計に破壊力がある。

綺羅は恥ずかしさで顔を赤くしながら視線を逸らした。


綺羅「……変な人。」


小さく呟く。

すると星那は少しだけ口元を緩めた。


星那「初めて言われた。」


その小さな笑顔を見た瞬間。

綺羅の胸が、また一つ小さく高鳴った。