やがて、遠くから花火の打ち上がる音が響き始めた。 お祭り会場は、どんどん人が集まり身動きが取れないほど混雑しだした。 「なな、花火始まって人多いしいつもの場所で見ねぇ?」 「うんっ!そうだね、行こうかっ」 私たちは騒がしい会場を後にすると、手を繋いだまま、二人が最初に出会った河原へと向かった。