現在朝の六時ぴったり。
一ノ瀬陽菜の朝は、同級生と比べると少しだけ早く始まる。
じゅう、とフライパンの上で卵が焼ける。
陽菜は慣れた手つきで卵焼きを巻きながら、ちらりと時計を見た。
「よし、間に合いそう」
今日のお弁当のおかずは、卵焼きと肉団子、ほうれん草の胡麻和え。
昨晩の残りのきんぴらごぼうも少し入れる予定だ。
彩りも悪くない。
我ながら上出来である。
出来上がった卵焼きを切り分け、三つ並んだ弁当箱へ順番に詰めていく。
一つ目は自分用。
二つ目は父用。
三つ目は――。
「...........絶対足りないんだよなぁ」
陽菜はため息をついた。
高校二年生男子。
しかも剣道部。
食べる量が年々増えている。
去年までの弁当箱では足りなくなり、今では父のものより一回り大きいサイズになっていた。
それでも帰宅後には、
『今日ちょっと足りんかった』と言われる。
育ち盛りって怖い。
一ノ瀬陽菜の朝は、同級生と比べると少しだけ早く始まる。
じゅう、とフライパンの上で卵が焼ける。
陽菜は慣れた手つきで卵焼きを巻きながら、ちらりと時計を見た。
「よし、間に合いそう」
今日のお弁当のおかずは、卵焼きと肉団子、ほうれん草の胡麻和え。
昨晩の残りのきんぴらごぼうも少し入れる予定だ。
彩りも悪くない。
我ながら上出来である。
出来上がった卵焼きを切り分け、三つ並んだ弁当箱へ順番に詰めていく。
一つ目は自分用。
二つ目は父用。
三つ目は――。
「...........絶対足りないんだよなぁ」
陽菜はため息をついた。
高校二年生男子。
しかも剣道部。
食べる量が年々増えている。
去年までの弁当箱では足りなくなり、今では父のものより一回り大きいサイズになっていた。
それでも帰宅後には、
『今日ちょっと足りんかった』と言われる。
育ち盛りって怖い。



