久我くんの過保護が止まらない!

「ちょっと待って……!」

頭を抱えた。

ぐるぐると思考が巡る。

顔が熱い。

「か、家族だよね!?」

誰もいない部屋で確認する。

返事はない。

「家族だよね!?」

もう一回確認する。

やっぱり返事はない。

当然だった。

湊は知らない。

自分の独り言が、恋愛に鈍い彼女の人生で初めて、

「もしかして」という疑問を生んだことを。

その夜は陽菜もまた、なかなか眠れなかった。