私だけが知っている、君の秘密


私は急いで本を借りて図書室を出た。

でも頭から離れてくれない。

あの写真、あの苦しそうな表情。

どうしてあんな顔をするんだろう。

珀翔の事が気になり出してモヤモヤしたままで終わった。


その頃、図書室の中では珀翔が一人写真を見つめていた。

そこに写っているのは笑顔の少年二人。仲がすごい良さそうにしている。

そして珀翔は小さく呟く。

「……なんで裏切ったんだよ」

誰に聞こえる訳もなく苦しい声は図書室に響いた。