「うるあ!」
昼休みになると、美月はすぐに私の席へやって来た。
「うちの学校の有名人知ってる?」
私は首を傾げる。
「有名人?」
「生徒会!!」
美月は机を叩いた。
「生徒会長の如月朔斗!」
「副会長の一ノ瀬玲夜!」
「会計の朝比奈伊織!」
「書記の白石珀翔!」
次々と名前が飛び出す。
「学園の王子様って呼ばれてるんだよ!」
「みんなイケメンで人気者!」
へぇ。
そんな人達がいるんだ。
「特に白石くん!」
美月は声を潜めた。
「超イケメンだけど、めちゃくちゃ冷たいの」
「女子が話しかけても全然相手にしないし」
「近寄りがたいって有名」
私は少し笑った。
「そんな人いるの?」
「いるの!」
美月は真顔だった。


