私だけが知っている、君の秘密


私は何も言えなかった。

聞いちゃいけない気がしたから。

玲夜「うるあちゃん」

一ノ瀬くんが突然声を上げる。

玲夜「今の気になる?」

私は困る。正直気になる。

伊織「玲夜」

今度は朝比奈くんが止めた。

伊織「そういうのやめなよ」

一ノ瀬くんは肩をすくめる。

玲夜「冗談だって」

でも白石くんはずっと黙ったままだった。

私は寮へ向かって歩いていた。

すると前方に見覚えのある後ろ姿を見つける。

白石くんだった。

いつも通り1人でいたから話しかけるかどうか私は少し迷った。

でも走って追いかける。

うるあ「白石くん!」

白石くんが振り返った。