珀翔「何してる」
突然声がしてびっくりして飛び上がる。
私がぼーっとしてる間に白石くんがこっちを見ていた。
うるあ「ご、ごめん!」
慌てて頭を下げる。
勝手に見られてて絶対嫌な気したよね。
珀翔「別に」
白石くんは写真をしまう。
でもその顔は少し不機嫌だった。
不機嫌な様子を見て気まずくなる。
やっぱり見ちゃ駄目だったんだ。
私は急いで本を借りて図書室を出た。
でも頭から離れてくれない。
あの写真、あの苦しそうな表情。
どうしてあんな顔をするんだろう。
珀翔の事が気になり出してモヤモヤしたままで終わった。
その頃、図書室の中では珀翔が一人写真を見つめていた。
そこに写っているのは笑顔の少年二人。
仲がすごい良さそうにしている。
そして珀翔は小さく呟く。
珀翔「……なんで裏切ったんだよ」
誰に聞こえる訳もなく苦しい声は図書室に響いた。



