私だけが知っている、君の秘密


先生「今日からこのクラスに新しい仲間が加わる」

担任の言葉に教室がざわついた。

私は自己紹介をするためにみんなの前に立つとたくさんの視線が集まっていて、少しだけ緊張した。

うるあ「天音うるあです。よろしくお願いします」

頭を下げたその瞬間だった。

教室が静かになる。

あれ?

何か変なこと言ったかな?

顔を上げると、みんなが私を見ていた。

男子も女子もぽかんとしている。

「……可愛くない?」

誰かが呟いたその一言をきっかけに教室が一気に騒がしくなる。

「やばっ!」

「モデルみたい!」

「めっちゃ可愛い!」

恥ずかしくなって思わず俯いた。

そんなに見られると困る。

先生「はいはい、静かにしろ」

担任が手を叩く。

先生「天音の席は窓側の一番後ろだ」

私は急いで席へ向かった。

席に座ると、隣の女の子が身を乗り出してきた。

「よろしくね!」

明るい茶色の髪の毛に明るい笑顔で元気いっぱいの女の子。

元気いっぱいの女のコに私も思わず笑う。

うるあ「よろしく」

美月「私、橘美月!うるあって呼んでいい?」

うるあ「うん」

美月「やった!」

美月は嬉しそうに笑った。

転校初日で少し不安だったけど、美月の嬉しそうな笑顔を見てほっとする。

美月「私ね、転校生と友達になるの夢だったの!」

うるあ「夢?」

美月「そう!」

美月は楽しそうに笑う。

私は思わず吹き出した。

この子なら仲良くなれそう。

そんな気がした。

キーンコーンカーンコーン。

昼休みを知らせるチャイムが鳴った。