「今日からこのクラスに新しい仲間が加わる」
担任の言葉に教室がざわついた。
私は教室の前に立つ。
たくさんの視線が集まっていて、少しだけ緊張した。
「天音うるあです。よろしくお願いします」
頭を下げる。
その瞬間だった。
教室が静かになる。
あれ?
何か変なこと言ったかな。
顔を上げると、みんなが私を見ていた。
男子も女子もぽかんとしている。
「……可愛くない?」
誰かが呟いた。
その一言をきっかけに教室が一気に騒がしくなる。
「やばっ!」
「モデルみたい!」
「めっちゃ可愛い!」
恥ずかしくなって思わず俯いた。
そんなに見られると困る。
「はいはい、静かにしろ」
担任が手を叩く。
「天音の席は窓側の一番後ろだ」
私は急いで席へ向かった。



