以前と同じように3階に下りると、廊下を進んでガーデンに向かう。
「わあ……、照明がとってもすてきですね」
昼間とはまた違って、足元から所々照らされた花と緑は、夜空に溶け込みそうなほど美しい。
「まるで天空のガーデンに来たみたい」
「天空のガーデン?」
「ええ。だってこんなにお花に囲まれてるのに、すぐそこに空と満月が見えて。すごくきれい……」
うっとりと樹莉が視線を上げた時だった。
ふいにドンと大きな音が響き、そのあとにパッと大輪の花が夜空を彩る。
「えっ、あ! 花火!」
そうだ、今夜はどこかで花火大会があったはず。
この季節は毎週のように都心からも行ける距離で花火大会が開催されるが、まさかここから観られるとは思わなかった。
次々と色鮮やかに打ち上げられる花火に、樹莉は笑みを浮かべてうっとりと魅入る。
キラキラと夜空に輝く花火は、樹莉と亜紋がいるガーデンも明るく照らした。
誰もいない、二人だけの秘密の花園。
空に浮かぶような天空のガーデン。
そんなことを思いながら、樹莉はふと手を空に伸ばす。
パッと開いた花火が手のひらの上で咲いたような気がして、樹莉は亜紋に笑いかけた。
「わあ……、照明がとってもすてきですね」
昼間とはまた違って、足元から所々照らされた花と緑は、夜空に溶け込みそうなほど美しい。
「まるで天空のガーデンに来たみたい」
「天空のガーデン?」
「ええ。だってこんなにお花に囲まれてるのに、すぐそこに空と満月が見えて。すごくきれい……」
うっとりと樹莉が視線を上げた時だった。
ふいにドンと大きな音が響き、そのあとにパッと大輪の花が夜空を彩る。
「えっ、あ! 花火!」
そうだ、今夜はどこかで花火大会があったはず。
この季節は毎週のように都心からも行ける距離で花火大会が開催されるが、まさかここから観られるとは思わなかった。
次々と色鮮やかに打ち上げられる花火に、樹莉は笑みを浮かべてうっとりと魅入る。
キラキラと夜空に輝く花火は、樹莉と亜紋がいるガーデンも明るく照らした。
誰もいない、二人だけの秘密の花園。
空に浮かぶような天空のガーデン。
そんなことを思いながら、樹莉はふと手を空に伸ばす。
パッと開いた花火が手のひらの上で咲いたような気がして、樹莉は亜紋に笑いかけた。



