うちの学校には、トイレの花子さんの噂がある。 花子さんを見た人は、トイレから一生出られなくなるらしい。 そんなことあるわけないでしょ、と鼻で笑っていた私は、ある日の放課後――。 右から三番目のトイレで、赤いスカートを履いた女の子を見つけてしまった。 怖くなって逃げた翌日。教室に行くと、なぜか私は〝いない人〟になっていた。 泣きながらトイレに向かうと、鏡には赤いスカートを履いた私が映っていた。