最後にこわいX秒


夏休み、友達と古びた神社で肝だめしをすることになった。
「ねえ、本当に大丈夫かな……」
「平気だって、早くいこ!」
怖がる私の腕を、友達がぐいぐいと引っ張る。
神社に到着して、おばけが出るという礼拝所に懐中電灯を当てた。
そこには、一体の人形がまつられていた。
私のほうを見つめる人形は、友達そっくりだった。