200文字でゾッ!こわい短編集ー全23話ー

「最近、誰かに見張られている気がするの」と友人が怯えていた。

私は親身に相談に乗り、彼女の部屋の盗聴器探しや、夜道のパトロールまで買って出た。

「本当にありがとう。あなたがいれば安心ね」

彼女は涙ぐんで私に抱きついた。

当然だ。

私が仕掛けた大量のカメラもマイクも、
すべて私が「異常なし」と確認してあげたのだから。

これで彼女が頼れるのは、もう世界で私しかいない。