甘くない天くんの溺愛事情。

そう、高校3年間も通っているのに未だに上手くネクタイがむすべないのだ。


自分の不器用さにあきれ果てる毎日。


「…まぁもうこれでいいや、」



と、いつも通り雑にネクタイを結んでそれはもはや芸術とも呼べるくらいに歪。

とにかく今日は久しぶりに天くんが来てるんだから、早く行かないと。


そう思いまた慌てて階段を降りるとすぐ下に、天くんが立っていた。




「っ、天くん、ごめんね行こ!」



と、息を切らしていると


「羽依、ちょっと顔上げてこっち向いて。」



天くんに肩を掴まれて、無理やり天くんと向き合う形にされた。



「…?どうしたの。」



じぃーーと、天くんが見つめる視線の先は私の胸元。