甘くない天くんの溺愛事情。

「そんなの分かるわけないでしょ。」


この回答ももう聞き飽きたくらい。


…はあ、天くんは今日も手強すぎる。

多分ほんとに私の事ただの幼なじみとしてしか思ってないんだもん。


告白も日常すぎて特別感なんて全くないし。



「それより、そろそろ家出ないとなんじゃない?」


天くんにそう言われて、パッと時計を見るともういつも家を出る時間ギリギリ。


………やばい!!!



「わ、急いで制服着てくるから、待ってて天くん!」



そう言って階段を駆け上がって、部屋に飛び込んで急いで着替える。


…なんだけど…、



「うーーー、ネクタイ結べないよー」




ここでもういつもの難関ポイントに引っ掛かる。