甘くない天くんの溺愛事情。

う、なんで溜息吐くの。


私ちゃんとお風呂入ったよ、いつも髪の毛綺麗にしてるんだから。

なんて思って、結局撫でてくれないんだと下を向いていると、


「っ…!」

「羽依は朝から我儘だね。」



大きくて暖かい手のひらが、私の頭を優しく撫でていた。


…やった!天くんに撫でて貰えた。

幸せすぎる。嬉しい、どうしよう。


負の感情は一気に消えて、今なら空も飛べるんじゃないかと思うほどに胸が幸せな気持ちでいっぱいになる。



「口元ゆるゆる、そんな嬉しい?頭撫でられるの。」


「うん、嬉しい!天くんの手大きくて暖かくて大好きだもん。」