甘くない天くんの溺愛事情。

天 side


俺の幼馴染は可愛い。

ほんとにとにかく、可愛い。



大学四年で単位も全て取り終えている俺は、学校に行くことも自然と減っていって、羽依と登校することはほとんど無くなった。



今日は久しぶりに学校に用事があったから、羽依と一緒に行くために羽依の家に寄った。

暫く家の中で待っていると、階段からバタバタと騒がしい音が聞こえてきて、リビングのドアが勢いよく開いた。



するとそこには、相変わらず天使みたいに可愛い羽依が居た。



「おはよ、羽依。」



と言うと、羽依はおはよ、と言って俺に抱きつきにこようとした。



「だめだよ。」



俺が肩を掴んでそれを阻止すると、羽依は明らさまにションボリした表情を浮かべる。