テストが終わり、強かった日差しも少しずつやわらいでいた。 窓を開けると、前みたいな熱い風じゃなくて、 どこか乾いた空気が教室を通り抜けていく。 校庭の端の木も、少しだけ色を変え始めていた。 夏が終わって、 気づかないうちに季節は秋へ向かっていた。