春は眩しくて、届かない




——もし本当にそうなったら、わたしの隣は今みたいなままでいられるのかな。



その想像をした瞬間だけ、胸の奥が少しだけ苦しくなった。


りのんは何も知らないまま、いちごパフェを小さく口に運んでいる。


その横顔を見ながら、陽奈は静かに思う。


春は眩しくて。


近くにいるほど、時々見失いそうになる。
でも大好きで大切なわたしの親友だから。