春は眩しくて、届かない



この2年間、
苦しいこともいっぱいあったけど。


それでも。


りのんと一緒だったから、
すごく大事な時間になったんだって。



『高3もさ』



「うん?」



『いっぱい思い出作ろうね』



春の夜。


親友の笑い声が、
電話越しにやさしく響いていた。