わたしは息を飲む。 心臓の音が、 自分でもうるさいくらいだった。 柏木くんは少し俯いたまま、 手の中の缶を指で回している。 普段ならもっと、 適当に笑って誤魔化すのに。 今は、 ちゃんと言葉を探している顔だった。