今日は、いつもの待ち合わせ場所には行かなかった。 駅前でも。 コンビニの角でもなくて。 まっすぐ、陽奈の家まで向かう。 そうでもしないと、陽奈はきっと 「今日はやっぱ休もうかな〜」とか言い出す気がしたから。 朝の空気はまだ少し冷たい。 制服の袖を引っ張りながら、わたしは小さく息を吐いた。