まだ日が昇る前の暗い寝室。
隣で眠る綾人の寝顔を見つめる。
(睫毛長い……肌も白い……整った鼻筋……)
(唇の形もきれい……)
一つ一つ、目に焼き付けるように、パーツを眺めた。
もうこんな距離で、寝顔を見ることは出来ないだろうから。
ほんの少し未練がましく、顔を近づける。
(……幼く見えるしかわいい)
ずっと見ていたい。
けれど、起こさないよう、そっとふとんから抜け出す。
歯磨きしていると、後ろからぺちんと頭を叩かれた。
「早すぎだろ」
「綾人……なんで?」
「朝イチで会議なんだよ」
あくびをかみ殺しながら、歯ブラシを取った。
まだ少し眠たそうな目をしている。
「朝飯用意するから待ってろ」
「手伝うわよ」
「いいから、準備しとけ。ミルクティー先に淹れてやる」
くしゃっと今度は髪を撫でられた。
「あたし……今日は帰り遅くなる」
「ん。あんま溜め込むなよ」
「うん、ありがと」
(そんな優しさ……見せないで)
あたしには、そんな資格なんてないのに。
どこまでも、綾人の優しさが苦しくて、決心が鈍りそうだった。
隣で眠る綾人の寝顔を見つめる。
(睫毛長い……肌も白い……整った鼻筋……)
(唇の形もきれい……)
一つ一つ、目に焼き付けるように、パーツを眺めた。
もうこんな距離で、寝顔を見ることは出来ないだろうから。
ほんの少し未練がましく、顔を近づける。
(……幼く見えるしかわいい)
ずっと見ていたい。
けれど、起こさないよう、そっとふとんから抜け出す。
歯磨きしていると、後ろからぺちんと頭を叩かれた。
「早すぎだろ」
「綾人……なんで?」
「朝イチで会議なんだよ」
あくびをかみ殺しながら、歯ブラシを取った。
まだ少し眠たそうな目をしている。
「朝飯用意するから待ってろ」
「手伝うわよ」
「いいから、準備しとけ。ミルクティー先に淹れてやる」
くしゃっと今度は髪を撫でられた。
「あたし……今日は帰り遅くなる」
「ん。あんま溜め込むなよ」
「うん、ありがと」
(そんな優しさ……見せないで)
あたしには、そんな資格なんてないのに。
どこまでも、綾人の優しさが苦しくて、決心が鈍りそうだった。



