【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


だけど、みんなは私と違う所に驚いているたいで


春琉くんをはじめ響也くんも碧くんも律くんも全員が「え?」と私を見て目を見開いている。


そしてみんなの思っていることを代弁するように春琉くんが口を開く


「…お袋……なんで澪のこと…知ってんだ?」


私は逆に春琉くんの「お袋」に更にビックリした。

つまり私の高校の理事長先生は寮の持ち主でもあり、春琉くんのお母さん?!


私も驚いているが、それよりも驚いているみんなに慌ててホワイトボードを手に取ると必死に文字を書き、四人の前に掲げて見せた。


【私みなさんと同じ高校です。ちょっと家族のことで色々あって声が出なくなってから理事長先生がいろいろと良くしてくれて……。理事長先生が通信制に切り替えてくれただけです。声が戻れば全日制に戻る予定です。その時は学校でも仲良くしてください】

私はニコリと笑ってホワイトボードを見せる。


その文字を読んだ瞬間、リビングがしんと静まり返った。


春琉くん、響也くん、碧くんの3人は
まぢで?と目を見開いていた。