【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


みんなが一斉に扉を振り向く。


「みんな久しぶり〜! 元気にしてる〜!?」


「「「「え?!?!?」」」」


入ってきたのは、華やかなオーラを纏った大人の女性。


私はこの人を知っている…だって私たちが通う高校の理事長先生だ。



あまりにも突然の登場に、スプーンを落とす碧くんや固まる春琉くん。



しかし、理事長先生はキッチンの前に立つ私の姿を見るなり綺麗な目を見開いた。


「あれっ!? なんで栗山さんがここにいるの!?」


私もなんで理事長先生が?!とキョトンと理事長先生を見つめる。