【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


その後、静かだったリビングに碧くんと春琉くんが入ってきた。


二人が入ってくると一瞬で賑やかになる。


そして春琉くんは、響也くんを見つけると一瞬ビックリしていたけど何も言わないでいつも通り響也くんの隣に座っていた。


やっぱり春琉くんのそーゆー優しさはとても素敵だ。なんだかんだ言って響也くんのことすごく気にしてるんだろうな…。


そんな二人を見て私は静かに笑った。


今日の朝食は響也くんがいるのが嬉しくてとても美味しく感じた。


久しぶりに穏やかな気持ちで過ごした朝の時間は一瞬で過ぎ去った。


その後学校の準備をするみんなにお弁当を渡していくと響也くんはお弁当をジッと見つめる。
そして、意を消したように真面目な顔で私を見つめてきた。


なんだろう…?


いつもの最近の怒ってる顔じゃなくて、明るくサラサラな髪の毛と綺麗な顔で真面目に見つめられて…


私は少し動揺する


…ど、どうしたのかな?