【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


今日も一番は碧くんかなー?


と笑顔で振り返ると、予想ははずれて私の笑ってた顔は目の前の人を見て目を見開く…。


…わ、笑わなきゃっ


だけど、そこには気まずそうに申し訳なさそうに…そして切なそうな顔をした響也くんが立っている。


なんでそんな顔をしているの?
響也くんがこんなに早い時間にここにいるなんて…なんかあった…?


そしてこの間の夜と違って、何も言わないで私を見つめる響也くんの顔は全然怒ってなくてただなにか気まずそうにしていた。


そんな響也くんに色々気になることはあるけれど…私は今目の前にいてくれることが嬉しくてニコニコとした満面の笑みで響也くんにホワイトボードを見せた。


【響也くん、おはようございます。 朝ごはんもう少しでできます】


そんな私に目を見開く響也くんは視線をそらすと少しだけ泣きそうな顔をして


「…うん」


と小さく返事をしていつもの席に座った。


そんな響也くんの顔を見て聞きたいことはあるけど、今は私も黙って見守ることにした。