そして肩を遠慮がちにトントンっと叩くと
振り返る黒髪さん。
その瞬間……、黒髪さんまで目を見開く。
「お前……さっきの女、だよな?」
と、意味の分からないことを言うけれど、この状況をどうにかしてほしくて
コクコクと必死に頭を動かし頷いた。
すると私の顔をじっと見つめる黒髪さんが呟いた。
「……別人じゃねぇかよ……つーか髪の毛濡れすぎ……乾かしてやるからこっちこい」
うぅ……相当汚れてましたよね……ごめんなさいっ
恥ずかしい気持ちになっている私の手を、黒髪さんは優しく引っ張ると私をソファに座らせた。



