【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


あれからずっと俺は
あの日と同じ夜の時間になると、あの日見かけた街の中で俺は彷徨う。

そしてその女の子を必死に探す。

この街にいる女共と知り合えば、いつかその女の子に辿り着けるそんな気がして毎日こんなことを続けてる…バカだと思えば笑えばいい。


そして、今夜も俺は街に出かける…。


部屋を出て静かに階段をおりると、リビングから聞こえる澪の笑い声。


その声にそっとリビングを除くと、そこには碧と春琉、そしていつの間にか降りてきた律に囲まれながら楽しそうにふんわりと笑う澪の姿があった。


そんな暖かい笑顔が、俺の目に焼き付く。


昨日俺が酷いことを言ったせいで少しだけ腫れてる目をしながらふわりと笑う姿は、俺の胸の奥をぎゅ…っと締め付けた。