【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


その男の子の声に反応した他の子たちが、一斉に私に振り返った。



き、気まずいっ!!!



みんな目を見開いて固まっている。



そりゃ、そうだよね?誰って感じだよね?

どうしよう……っ!!黒髪さんはどこ?!



焦りながらも視線を動かすと



ソファで寛ぎながらこちらに全く気づかずスマホをいじる黒髪さんをやっと見つけることができた。



声が出ない私は目の前にいる男の子たちに説明ができなくて


とりあえず、ごめんなさいっ!!て気持ちを込めてぺこぺこと頭を下げて通り抜ける。



そして、奥のソファに座る黒髪さんの元へと急いで向かった。