【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


───俺が探してる女は昔…



俺の家の近所に住んでいて、体が小さくていつも泣き虫なそんな女の子だった。


だけど、やんちゃな俺がケガをする度に泣きそうな顔して走ってきては一生懸命手当をする。


俺が友達と喧嘩したりすると泣きそうな顔しながら俺の前に震える体で、前に出てきては必死になって庇う。


いつも何かある度に泣きそうな顔しながら必死に俺を助けようとするあいつの幼い顔を思い出すとフッと笑顔がこぼれた。


俺はあいつの健気で真っ直ぐな強さが、俺はたまらなく大好きだった。