【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


それと同時にあいつと重なる…。


俺は大事にしまってある古びたテディベアのキーホルダーを取り出すと、ベッドの上でそれをぼんやりと見つめた。


春琉の言う通り俺の生活は荒れているように見えるだろう。
いつからちゃんとした時間に帰ってないかなんて覚えていない。


夜な夜な俺はいろんな女と会っている。
俺はただ探してる女がいるだけだ。


見た目がそれなりにいい俺は、知り合った女どもに俺の探してる女に似た女がいないか探る。

その度に女共はベタベタしてくる。

くっさい香水の匂いを体に染みつかせて俺の腕に絡みついてくるから嫌でも匂いが移ってしまう。


いかがわしいことなんて一回もしたことない。