【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


普段はクールな春琉くんが、見たこともないぐらい怒っていて、響也くんに今にも掴みかかりそうな勢いだ。


私のせいで…二人が…とめなきゃ…っ


と思うのに私は余計にオロオロしてしまってどうにもできなかった。


突然部屋に押し入られてキレられた響也くんも一瞬で不機嫌な顔になる。


ベッドから春琉くんを跳ね除けると冷たく怒鳴り返した。


「……あ? うるせぇよ出て行けよ!! お前に関係ねぇだろ!!勝手に入ってくんじゃねぇ!!」


「俺昨日忠告したよな…?約束したよなっ!!お前がなにしてよーが勝手だ!!だけど澪にあたってんなよっ!!」


春琉くんも響也くんに言い返す。

すると、響也くんは一瞬黙り込むと


「いいから…さっさと出ていけよ!!」


と乱暴に枕を投げつけるようにして怒鳴り散らし、無理矢理春琉くんを部屋から追い出した。


結局私はそんな二人のやり取りを見ていることしか出来なかった…。


何やってるんだろ…私…。
私のせいなのに…。