【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


二人の心配そうな声に、私は気まずくて慌ててホワイトボードをつかむと必死にペンを走らせて二人にホワイトボードを見せる。

やばい…みんなにバレてる…
…ごまかせるかなっ?

私はおずおずとホワイトボードを見せる。


【なんでもないです。 ちょっと寝不足で目が腫れちゃっただけです!】


私は心配させないようにニコリと無理矢理笑顔を見せてみた。


そんな私に、二人とも腑に落ちていない顔をした。
特に感の鋭い春琉くんは私の顔をじーっと見て目を逸らさない…。
そして、私がその気まずさに耐えられず目を先に逸らしてしまった。


春琉くんは、私の顔を見て一瞬何かを考えると春琉くんの顔がみるみる険しくなっていった。


そして春琉くんは足を返すと

「……チッ」

静かに舌打ちをする。

そしてリビングから出ていき怒ったような足取りで階段を登っていってしまった…。


春琉くん…どうしたんだろう…?


だけど、次の瞬間私の疑問はすぐに分かることになる。