【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


いつも通りトントントンと野菜を切っていると

階段から足音が聞こえてきて、振り向くと最初に起きてきたのは碧くんだった。

ニコニコと最初に降りてきた碧くんがいつも通り可愛いくおはようと声をかけながら私の顔を見る。

私もホワイトボードに手を伸ばそうとすると

碧くんは私の顔をマジマジと見ていて、目を見開いた。


「………ええっ!? 澪ちゃんどーしたのその目ー!! 誰に泣かされたのー!?」


碧くんが驚いて大騒ぎすると、私の肩をガシッと掴む。そして何度も何度も私の顔をマジマジと見てくる。


わわわ!さっそくバレてる…!!


と慌てていると、その声を聞きつけるようにしてリビングに入ってきた春琉くんも、私の顔を見るなり一瞬で目を見開いた。


「おい……。その目どうした…?」