必死に震えながらホワイトボードを掲げる私の姿に、響也くんは一瞬だけ目を見開いた。
だけど、すぐにその瞳は冷たさを戻した。
ねぇ…響也くんなんで、そんなに寂しそうな目で怒ってるの…っ
なんでそんなに切なそうなの…
だけど響也くんの口からは容赦ない言葉たちが出てくる。
「……は? 心配? 冗談じゃねぇよ。お前のそういうところがウザくて嫌なんだよ! 頼んでもねぇお節介してくんじゃねぇよ!」
「……っ」
響也くんの口から出てくる言葉たちが私の胸をぐさぐさと突き刺す。
がんばって話をしたかったけど…悲しくてショックで視界が涙で歪んだ。
泣いたらだめだってば…っ
そう思って堪えようとするけど涙は止まってくれなくて…
──ゴトンッ
私の手からはホワイトボードが滑り落ちいった…。
太陽みたいに明るく楽しい響也くんしか知らない私は、目の前にいる冷たい目と冷たい言葉を発する響也くんにショックで動けなくなってしまって…その場に立ち尽くした。
ホワイトボードを拾う気力も私にはなかった。



