【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


そして、その日の晩御飯の時間は響也くんの席だけがポツンと空いていた。


響也くんまだ帰ってきてないよね…?もうすぐかな…?と思いながら晩御飯が進んでいく。


逆に律くんは本当に夕方以降になると部屋から出てくるみたいで私の目の前で美味しそうにご飯を食べてくれている。


「おかわりある…?」


私にそう言って綺麗に間食したおかずのお皿をそっと差し出してくる。
綺麗に沢山食べてくれる律くんに私は喜んで頷く。


【たくさんありますよ。お変わり持ってきますね】


ホワイトボードにそう書くと私は律くんから空いたお皿を受け取ると、おかずをたくさんよそってあげた。