そして、私を抱きしめながらいつもと違う碧くんらしくない震える小さな声で
「…なんかさ……洗濯物の匂いとか…洗濯物を畳む澪ちゃんとか………すごく…いいね……すごく…温かいや……」
声の出ない私には、これ以上どうしたのか聞くことはできなくて…
なんで泣いてるのか全然わかんなくて…
でもそう言って涙をこぼし震える碧くんがとても切なそうで…
私は優しく背中をポンポンっと撫でてあげることしか出来なかった。
慰めるように撫でてあげていると
そんな私たちに後ろから低い声が響いた
「……おい」
その声に振り向くと荷物の整理が終わった春琉くんだった。



