【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


今にも泣き出してしまいそうな碧くんに私は畳んでた服をその場に置くと、慌ててホワイトボードに文字を書き、碧くんに駆け寄る。


【碧くん、どうかしましたか?どこか痛みますか?具合が悪いですか?】


私が心配で碧くんを見つめていると、碧くんはその綺麗な瞳から涙をこぼす…

そして、震える声で



「……少しだけ…こうさせて…」


………え?


そう言うと私の体を碧くんが、ぎゅっと抱きしめた。

突然の事で私の心臓がドキッと音を立てたが、碧くんの体は小さく小さく震えている。


震える碧くんが心配でたまらなくなる…


どうしちゃったの…?碧くん…
何かあったの…?