【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


みんなと私もいつか通えるといいな…という気持ちを胸にペンを走らせる。そして


【いってらっしゃい】


とホワイトボードを見せてみんなにニコリと微笑んだ。


すると春琉くんが私に振り返ると


「帰ってきたら買い物と荷物な、早めに帰るから大人しく待ってろよ…いってくる」


そう言って素っ気ない物言いで私の頭を優しくぽんっと撫でると扉に向かった。

朝のちょっとした約束をちゃんと守ろうとしてくれる春琉くん。

春琉くんは素っ気ないけどとても優しいよね。


私はそんな春琉くんにニコニコと笑う。


他のみんなからもいってきますを言われると、みんなに精一杯手を振って見送った。