【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


その後みんなは綺麗に完食してくれて

「はぁ〜まぢ久々に美味しいご飯食べたわぁ」

と響也くんが言ってくれて、碧くんも

「澪ちゃんのご飯は温かい味がするっ!僕、愛情を感じちゃったぁ!美味しかったありがと〜う!!」

と満足そうに笑ってくれた。


私も誰かのために作って美味しいと誰かに言われたのは久しぶりで…それがとても懐かしくて…少しだけ目がうるっとしながらみんなに

【どういたしまして】

と、ホワイトボードを見せるとニコリと笑う。


食器を片付けていると

みんながそろそろ学校に行く時間になりお見送りのために玄関に向かう。


すると…その制服姿にビックリ…。

あれ…?みんな私と同じ高校だったの…?

その制服は私と同じだ…っ


色々とあって私は今は通ってはいない…。


私の家庭の事情と声が出なくなったことを知っている理事長がとてもいい人で…

また通えるようになったらおいでと優しく微笑んで私を全日制から通信制に切り替えてくれたの。

私は通わずに月一のレポート提出だけで退学はしないですんでいる。