【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


そして、朝食をダイニングテーブルに並べ終わった頃にゾロゾロとみんなが起きてきた。

起きてきたみんなに私はホワイトボードを見せてニコリと微笑む。


【ホワイトボードありがとうございます。凄く嬉しいです。おはようございます】


チラリと文字を見た春琉くんは

「……おはよ」

と眠そうに挨拶を返すと綺麗な黒い髪の毛をかきあげながら席についた。

「おはよー澪ちゃん、うわぁめっちゃうまそ。料理出きる女子最高すぎんだろっ」

と相変わらず朝から明るい響也くんもニコニコ挨拶をしてくれて朝から元気に席についた。


みんながぞろぞろダイニングテーブルにつくと、一つだけ空いてる席が気になった。


たしか…律くんだよね?あまり喋るのが好きじゃなさそうな静かな男の子だった…よね?


気になった私はスラスラと文字を書くとみんなに見せる。


【どうぞ、召し上がってください。
律くんはまだですか?】


「…あー、律は夕方ぐらいまでは顔出さねぇよ、気にしなくていい」


文字をチラリと見ると朝ごはんを食べながら春琉くんが答えてくれた。


そう言われたけど、私はなんだか気になりながらみんなと朝ごはんを食べた。