【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


しばらくすると階段から足音が聞こえてきて、最初に起きてきたのは碧くんだった。


「わぁ〜!めちゃくちゃいい匂い〜!!澪ちゃんおっはよ〜!!」


そう言ってミルクティ色の髪の毛に少し寝癖をつけてニコニコしながら挨拶をしてくれる碧くんはとても可愛いらしい…。


私は慌てて頭を下げてメモ帳を取ろうとすると、何かを思い出したように


「そこにあるホワイトボード昨日僕たちで用意したんだ〜!それ使って?」


え…私のために…??


指さす方を見ると、冷蔵庫の前に小さめのホワイトボードが置いてあった。


私の為にって思うと胸がすごく温かくなった。

…やっぱり、みんなここにいる人たちは優しい…。みんなの役に立って恩返しできるようにがんばりたい…っ!