【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

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春琉side


響也がリビングへと降りてくると、澪のいないダイニングテーブルは静まり返っていた。

お袋はいつも通りの呑気な笑顔をすっかり消して真面目な顔で静かに座っている。


俺はずっと気になっていたことを聞く。


「……お袋。あいつ家族となんかあったのか? 初めてみた時すげぇ酷い姿で俺の前で倒れやがった…。どう見ても、普通の訳ありじゃねぇだろ」


虐待とかか…?それか親がとんでもねぇクズなのか?


俺の言葉に碧も響也も
そして…いつもは無関心な律までもが真剣な目を向けてお袋の言葉を待った。