【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~


リビングのソファに腰掛けた理事長先生。
意味深に目を細めて私をじっと見つめた。


「……貴方のこととても心配してたのよ…ここにいたのね?色々と大丈夫だったかしら……?」


その温かい眼差しに私はゆっくりとホワイトボードを胸に抱きしめた。


【春琉くんが一番大変だった時に、助けてくれました。感謝してもしきれないです】


コクコクと頷く私に理事長先生は優しく微笑む。


「そう…春琉が…。ケーキでも食べながらゆっくり話したいわね。コーヒーの用意するわね」


そう言って私が立とうとすると、これぐらいは私にさせてちょーだいと理事長先生がコーヒーを入れる為に立ち上がった。